農園案内


 

 

日本の農業に

欠かすことのできない「苗」

 

 

  当初はトマトやナス、キュウリ、花の苗を専門に栽培・販売する育苗事業を行っており、年間を通じて約100種類、

150万本の苗を出荷しています。

 農業の世界には「苗半作(なえはんさく)」という言葉があり、苗を上手に育てれば作物の栽培の半分は成功した様なものと言われているくらい、農作物を作る上で重要なのが「育苗」なのです。

 育苗は気温、湿度、日照量、風量といった環境や苗の状態を見極めて育てなければならないとても手間のかかる作業です。

 ご存知のように日本の農業は高齢化や後継者不足により、その規模は収縮しているため、最も労力のかかる育苗作業を業者に委託し、農家さんは苗を購入して栽培するスタイルが主流となっています。

 このことで農家さんは育苗の手間が省けるだけでなく、良質な苗を手に入れることによって栽培管理が安定し、確実な収穫が見込めるようになります。

 加えて、栽培期間が短くなることにより、年間を通して栽培できる品目や回数を増やすことができ、結果として収穫量を上げることができます。

 つまり、私たちのしている「育苗」という仕事は、農家さんの仕事をアシストする日本の農業にとって欠かすことのできない仕事です。


 

 

 

当社自慢の「接木苗」

生産もお任せ

 

 

 

 

 私たちの主力商品としているのは「接木(つぎき)苗」です。

 ホームセンターなどで売られている野菜苗で同じ作物なのに、安い苗と高い苗があり、高い苗の方に「育てやすい!接木苗」などと書かれているのを見たことはありませんか?

「接木」とは、例えば、病気に強い品種を台木(下部にする植物)に、美味しい実をつける品種を穂木(上部にする植物)をつなぎ合わせることで、病気への抵抗性を持った育てやすく美味しい作物の苗を作り出すといった、2種類の植物両方の長所を兼ね揃えた苗を作ることです。

 接ぎあわせる台木品種によって、寒さや暑さといった環境や病虫害、連作障害に強いといった特性を苗に持たせることができます。

 自動化が可能な工程には積極的に専用設備を導入し、作業の効率化と省力化を図っていますが、一方では一本一本丁寧におこなう手作業が重要な工程もあります。


 

 

 

 

 

季節性のあるお仕事です

 

 

 

 

 仕事の季節性と体力についてです。

 私たちの取り扱う苗には季節性があるため、春と夏に仕事の山があります。

 特に春は出荷最盛期を迎えますので、早出や残業、休日出勤をお願いすることがあり、お盆休みに連休をお取りいただくことができません。

 また、夏期のハウス内は猛暑となり、もちろん休息を取りながらの作業になりますが、体力を必要とします。

春夏を除けば、ほぼ定時で就業し、リフレッシュ休暇などもありますので、しっかりと休息をとっていただけます。