接木苗とは


 普通の苗は作物が自分の根から養分を吸収して生長しますが、

接木苗は、二種類の苗をつなげて生長させます。

作物の苗を切って、そこへ別の作物の苗をつなげて、接木苗を作ります。

おいしい実のとれる品種を穂木、丈夫で病気に強い品種を台木といいます。

穂木と台木を接ぐことにより、おいしい品種のまま寒さや病気に強い作物を生育することができます。


接木苗の作り方

ナス科(トマト・ナス)の場合

①穂木と台木の接着面を広く するために、苗軸を斜めに  カットします

②穂木と台木を接木ホルダーに挿し込み切断面を密着させます

ウリ科(キュウリ・スイカ)の場合

①台木に使用する苗を  適当な長さで、穂木を

斜めにカットします

②苗の中心は空洞になっている

ので、中心から少しずらした

ところに穂木を挿し込みます

 

☆穂木と台木の葉が

 重ならないように接ぎます